

ヘリクリサムはトラウマ(PTSD:心的外傷後ストレス障害)を消して、心理的精神的障害を取り除いてくれるについて、ちょっと調べてみました

ケトン類(特にイタリジオン)はヘリクリサムに特徴的に含まれる成分で、自然界では非常に珍しいとされています。このケトン類が、血腫抑制作用や血液凝固阻止作用を持つだけでなく、肉体的、精神的に特別な癒しの力を発揮するとされています。うつ病、無気力、神経衰弱などのストレス関連疾患にもよく使われるという記述もあり、PTSDのような精神的なトラウマにも深く関わっている可能性が高いですね。
次にエステル類。一般的にエステル類は鎮静作用や神経バランスを整える作用を持つとされています。ヘリクリサムにも様々なエステルが含まれており、これが精神的な安定に寄与していると考えられます。
そして、モノテルペン炭化水素類α-ピネンは強壮作用を持つとされています。心身の活力を高めることで、精神的な落ち込みからの回復を助ける可能性があります。
最後にセスキテルペン炭化水素類は、一般的に鎮静作用や抗炎症作用を持つとされています。ヘリクリサムに含まれるセスキテルペン炭化水素類も、精神的な興奮を鎮め、リラックス効果をもたらすことで、トラウマの緩和に寄与すると考えられます。
ナードジャパンケモタイプ精油事典には、「精神活性作用」が挙げられていて、これらの成分が複合的に作用し、精神状態を前向きに変化させることを指していると推測できます。特にケトン類の「特別な癒しの力」が、その中心的な役割を担っている可能性が高いでしょう。
ヘリクリサムがトラウマや心理的精神的障害に作用するメカニズムは、ジケトン類による特異的な癒し効果に加えて、エステル類による神経バランス調整作用、そしてモノテルペン炭化水素類やセスキテルペン炭化水素類による強壮・鎮静作用が複合的に働くことで、心身全体に働きかけ、回復を促していると考えられます。
アロマテラピーにおいては、単一の成分だけでなく、精油に含まれる多様な芳香成分が相互に作用し合う「相乗効果」が重要視されます。
ヘリクリサムの精油も、その多様な成分が複雑に作用し合うことで、トラウマに対する深い癒しをもたらすと解釈できるでしょう。
ヘリクリサムの精神的作用について、ヨーロッパアロマテラピー大家ドミニク・ボドゥー氏が2023年セミナーで発言されております。
【公式】ナードジャパン公認アロマスクール MAFAGEマフアージュ